セルゲイ ボルトキェヴィチ  (1877-1952)

12の新しい練習曲 Op.29

1. 金髪 La blonde .

2. ルセ La rousse

3. ブルネット La brune .

4. 哲学者 La philosophe1.

5. 詩人 La poete

6. 英雄 Le heros .

7. 神秘的な未知Le mysterieux inconnu

8. ジャグラー Le jongleur

9. 月の下の愛する人 Celui qui aime au clair de la lune

10. ドンキホーテ Don Quichotte

11. ハムレット Hamlet

12. ファルスタッフ Falstaff



ボルトキェヴィッチは、ロシアの作曲家(ピアニスト)である。 彼はペテルブルグ音楽院で学び、ライプツィヒ音楽院で1900年まで学んだ。 彼のピアノ音楽はリストとショパンを元として、ロシアの民謡を取り入れたものである、しかし、ドイツで学んだ彼の音楽は、ラフマニノフやスクリャービンより古典的で形式的にも堅固である。

彼の人生は度重なる戦争に振り回されたものだった。 ベルリンに住んでいた彼は、ロシア革命によるロシア人難民扱いされ第一次世界大戦でも虐げられ、専属の出版者も第二次世界大戦の空襲によって彼の楽譜出版類も焼失していまった。その結果貧困の生活を強いられた。 その後ウィーンで教授の職を得ることが出来て、年金は再び得ることが出来た。

彼の音楽の根源は19世紀のロマン派に基盤をおいている点において、ラフマニノフと同じ立ち居地にいると言っていいだろう。彼もヨーロッパに留まらずにラフマニノフと同じようにアメリカに移住していたら今日の彼の評価と名声も変わっていたかもしれない。